山城笠置山城を訪ねる(第737回例会)
●日時
令和7年3月2日 午前10時 雨天時行先変更あり
●集合場所
JR笠置駅前
弁当・飲物・敷物・帽子・ハイキング靴・ステッキ・タオル・雨具・軍手持参でお願いします。
マスクの着用は各自の判断でお願いいたします。
●行程
笠置駅出発 → 登山口(東海自然歩道) → 南側尾根に残る曲輪 →
土塁・横堀 → 六角堂跡(昼食) → 笠置寺見学(行場巡り) →
下山 → 笠置駅(15時頃解散)
※南側尾根の曲輪、土塁・横堀を見学した後、六角堂跡から笠置寺に入ります。
拝観料は300円。行場巡りには40分ほど必要。
途中に弥勒摩崖仏・伝虚空蔵摩崖仏あり。
●参加費
賛助会員・正会員・家族会員 800円
通信会員・当日参加者 1000円
(資料代・保険代・記念写真代・下見費用として)
●見どころ
笠置山城跡は京都府最南端の山間を流れる木津川に張り出す
標高288mの笠置山山頂とその周辺にある。
山頂には奈良時代創建と伝わる笠置寺があり、
境内には巨大な線刻の摩崖仏が2体存する。
笠置寺は元弘元年(1331)元弘の変の舞台となり、
同寺に籠った後醍醐天皇を攻めた鎌倉幕府軍により堂塔伽藍の大部分が焼失した。
天文10年(1541)に山城守護細川晴元の守護代木沢長政が入城しており、
戦国期には山城として利用されていたことが文献上確認できる。
城跡は笠置山の山頂から南方向に緩やかに下がる尾根上の曲輪で構成されており、
城の南限の尾根には横堀・土塁が設けられている。
これまで南側の尾根とその西側の谷などで3回発掘調査が行われ、
鎌倉時代末期の元弘の変で廃絶した遺跡、その上に復興した南北朝期から
室町時代の遺跡、戦国期に城として使用した段階の遺跡が確認されている。
最近の道路工事等でかなり消失している可能性がありますが、
南側の尾根に残る曲輪、土塁・横堀等を見学します。
笠置寺の行場巡りもします。